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集中して頭を働かせる方法
あなたは「何か、今日は頭がスッキリしない」となったことはありませんか。
★ 問題文が少し長くなると、内容をつかみにくくなる。
★ 考えるとき、考えがスッキリしなくなる。
★ 解き方に気がつかない。
★ 解説を読んでも、よくわからない。
知識不足で「問題が解けない」「解説が理解できない」ということもあるでしょう。
しかし、集中できないため頭が働かなくなってるときも 多いのです。
「集中すればいいじゃん」と言われるかもしれません。
でも、じゃぁ「集中しよう」と固く決意すれば集中できる というものでもありません。
それなら、どうすればいいのでしょうか。
長い間 塾生の勉強を見てきて、感じたことがあります。
成績のいい子は、考えるときに「独り言」をいっています。
あなたは、黙って問題を解いてはいませんか。
黙って本を読んではいませんか
「声を出して考えること」
1,妄想が遮断されるから。
数学の問題を解いている最中に、さっきやってたゲームのことがふっと浮かんでくることがあります。
ところが独り言をしながら考えていると、それがなくなります。
頭から音楽が離れないときもあります。好きな音楽が頭の中で渦巻きながら数学の問題を解くのは、かなり難しいです。
こんな状態なら、解説を読んでも、何回も読み直すことになります。国語の長文を読んでも文字を追うだけになります。
こんな時、自分に話しかけるように独り言を言いながらやると、妄想や音楽は浮かんできません。
2,黙って考えていると、「分かったつもりになっている」ところをスルーするから。
「わかったつもりになってるけれども、実はよくわかってない」ということはよくあります。
解説を読んで、「あー。そうなんだ」と思っても、改めて自分でやってみたら、やっぱりできなかった。まさにこういうことなんです。
そして、黙って心の中だけで考えている人は、改めて自分でやってみることをしません。やらない人が多いです。
言葉にしないで雰囲気だけで考えるのなら、かなり楽なのです。脳にとって負担が軽いのです。
言葉にするには、気持ちをグッと込める必要がありますが、そういう人は、それが苦手なんですね。気力がないのです。
気持ちを込める気力のない人が「よし、もう一回解いてみよう」なんて思うはずがありません。
少し頑張って独り言を言ってみてください。
「理解が微妙なところ」をしっかりキャッチできます。
3,「自分の声を耳で聞ける」から
五感をすべて動員して考える方が、見るだけよりもずっと学習効率が上がります。
見て、聞いて、イメージして、図に書いて・・・とにかく五感をフルに使って勉強しましょう。
その第一歩が「声に出す」です。
4,考えてるつもり、勉強してるつもり。でも、実際はボンヤリしてるだけかも。
図を書くわけでもなく、「黙って問題を眺めているだけ」の人は、1分ぐらい何にも考えてない(目を開けて眠っている?)状態になってることがあります。
脳が休息しているのです。でも、本人は勉強しているつもりです。
「こうなるから、当然 次はこれを考えるわけだね」とか、計算しながら「はい、ここは間違いやすいから注意しようね」とか「早い話、こういうことなんだろ」とか小声で言いながら勉強するのです。
やり始めたそのときから、効果があります。