
問題集は解いてるんですけど・・・・
なかなか、実力がつかないんです。成績が上がらないんです。
どうしたらいいんですか。
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問題集を解けば、成績は上がる? 本当に?
問題集は解いたけど、試験の点数は悪い。
問題集は解いたけど、試験では間違える。
問題集は解いたけど・・・・
という人はいませんか。
こういう人は、問題集の解き方が悪いんですよ。
もう少し言うと、勉強の仕方が悪いんです。
一回だけ解いて、「問題集を解いた」と思ってはいませんか。
中には非常に頭のいい人で、一回解いただけで十分にマスターしてしまう人もいます。
でも、自分がそうだとは思わない方が良いです。
普通は、一回解いたぐらいでは、試験では使えません。
「ながめた」というだけに過ぎません。表面を撫でただけと思って下さい。
その程度では、普通は覚えられません。応用が利くはずもありません。
繰り返しは、絶対条件です。
2回目、3回目も、同じ意識で解いていませんか。
回数を追うにしたがって、理解を深めなければなりません。
「この答えは(ア)や」とか「こうやって解けば解けるねん。なんでかはわかれへんけど・・・」という解き方をしてませんか。
これでは理解は深まりません。
常に「なんでや?」という意識を持って解いて下さい。
また、「この辺りが少しボンヤリする。霧がかかったような感じだ」というときには、すぐにその辺りの全体像を明確にするようにして下さい。
一番良いのは(特に試験直前なら)、塾の先生に聞くことです。
例えば、社会の問題を解いていて、
「どうして日本が第2次世界大戦に突き進んでいったのか」が、心の中にストーンと入ってこなかったとします。
そんなときには、
塾の先生に質問するのが一番の方法です。
教科書で読むのも良いのですが、多分それでは「納得!」とはならないでしょう。
表面的な動きがわかるだけです。
日本がそういう動き方をした動機、アメリカがそういう動き方をした動機はつかめません。
動機(目的・狙い)・利害関係がつかめない限り、腹には入ってきません。
間違いなく、塾で質問するのが一番です。
表面的なことしか教えてくれない塾の先生なら、
その塾からサッサとおさらばした方がいいでしょう。
数学なら、
★「なぜそんな解き方に気がついたのか」
★「この問題はどんな変化をしやすいのか」
★「この問題をもう少し単純化したらどんな問題になるのか」
★「他の解き方はないのか」
★「図を使った解き方はないのか」
★「この問題の一番のポイントはどこだったのか」
など、回を進める毎に、
そういう考えを強くしながら勉強しなければなりません。
すぐに答えを見てませんか。
一回目は早めに答えを見ても良いでしょう。
特に試験前ならその方が良いです。
しかし、2回目3回目もすぐに答えを見るようでは、ダメです。
遅くとも3回目には、自力でじっくりと解くようにして下さい。
そして解いた後、どのように自分が考え、どこでつまずいたのか、もう一度振り返って下さい。
数学で、えっちらおっちら解けたのなら、もう一度その場で解いた方が良いですね。そうしないと試験では使えません。
使えないのなら、一回も解いていないのと同じです。
解説まで丁寧に読んでますか。
「答さえ合えばいい」という感じで、マル付けだけしておしまい!にしてはいませんか。
実は
解説を読んで周辺知識を入れてこそ、しっかり記憶できるのです。
また、応用も利きます。