中学生にも役に立つ「小学生の参考書」

このシリーズは、絶対のお薦めです。

「私は中学生だから、中学入試用は、関係ないんじゃないの？」と、思うかもしれません。
しかし、読んだらすぐに「これは、良い！」とわかります。
中学生でも十分に役に立ちます。

ある意味、学校の授業より遙かに解り易くて、レベルが高いです。

社会では、「なぜ？」が非常に解り易く書かれています。

中学では、多くの中学生が、言葉を覚えるのに全力を尽くします。「なぜ？」を考えません。
参考書でさえ「なぜ？」を書いてないものがあります。問題集にも「理由とか仕組み」を書いてないものがあります。

たしかに、ある程度までは、言葉だけ詰め込んでもそれなりに得点できます。
しかし、それ以上は伸びません。

「じゃぁ、中学レベルの参考書で、理由などをしっかり書いているもの」を求めればいいじゃないかと思うかも知れません。ところが、そういう参考書や問題集はハイレベル高校受験用のものが多いです。
「言葉の暗記」でアップアップしている人には、とてもハイレベルすぎてついて行けません。

そこでこの参考書の出番です。
授業で省かれてしまう「なぜ？」をしっかり分かり易く説明してくれます。
理由が理解できるので、記憶もしやすくなります。当然「記述問題」にも強くなります。

算数もかなり役に立ちます。

算数は、さすがに方程式中心の解き方ではありません。
が、かえってその算数的思考が高校入試に直結している面もあります。

「相似」も扱っているので、予習という点でも最適です。
これは、相似を３年後半に習う３年生にとって強力な助っ人になります。
「相似」は、高校入試の必出分野なのに、学習するのは、３年２学期に後半です。相似分野を学習しない限り、入試問題を練習できません。
この本は、それをかいくぐる大きな抜け道です。