入試用の実力を養成する方法

入試に通用する実力をつけるには?


定期テストの点数は、それなりに取れます。しかし今まで、なんとなく試験前に勉強するだけでした。「こんなんで本当に入試に合格するんかな?」という心配があります。

どうしたら、入試に通用する本格的実力がつくのでしょうか

そうなんだよね。その気持ち、よくわかります。入試問題に少しでもチャレンジしたことがあれば、「定期試験の問題と入試問題とは全然チャうやん!」という気持ちになると思います。
もし、君が2年生なら、君は、良い勘をしてるよ。
さて、具体的に書いてみよう。 

1.問題の選択・・・覚える対象を明確にする。
まず、問題集を出してきてください。その中から、「少し難しいかな?」という問題を抜き出してください。はじめは、20問ぐらいでいいでしょう。この20問をマスターするのです。

2、理解・・・・・記憶の準備
問題を読んですぐに、解説も読みます。この時点では、自分で解く必要はありません。
この時点で自力で問題を解こうとしていたら、いくら時間があっても足りません。朝から晩まで勉強しなければならなくなります。
ただし、次のことは守ってください。

・問題をしっかり理解してください。
・解説は、ゆっくり丁寧に読んでください。
・重要と思うところは、図解して、記録しておきましょう。
・解法の「根本発想」「解法のテクニック」を自分なりにまとめておきましょう。
・この時点では、「理解」に重点があるので、
「記憶しよう」という意識ははずしておきましょう。
自然に覚えてしまうのは、大歓迎です。   

実は、この場面が塾が一番威力を発揮するところ。
塾にいってないときには、ここでかなり努力を要することになる。
場合によっては、挫折することもある。

3、記憶・・・・身体に染み込ませる。
理解した問題を、今度は一問に5分以内で考える。
「見通しが立てば、次に進んでよい」としてもいい。また、「計算して答まで、出来るだけ早く出す」と決めておくのもよい。「5回目からは答まで出す」というのでもよい。
とにかく
スピードを出して考えることがポイント。
5分かけてもわからないのなら、解説を読む。チラッと見てわかるならそれでよい。それでもわからないのなら、少しゆっくり考える。10分考えてもわからないのなら、無視して次に進む。次回に考えることにする。

これを短期間のうちに出来るだけたくさん繰り返す。
反射的に解法が浮かんでくるまで練習する。

この場面は、各自の努力が必要。塾が活躍する場面ではない。

4、思考力養成・活用・・・・ハイレベル高校に合格したいのなら、ここまで必要。
1で選び出した問題とは別に、やや難しい問題を選びます。
問題数は少なくてもいいです。
わからないときには、少なくとも30分間は考えます。
このとき、次のことを守って下さい。

★ 図解して考えること
★ 自分が考え付く限りの解法発想と試してみる
★ 解けても解けなくても、解説をじっくりと読む。
★ 理解に時間がかかっても、丁寧に読む。

この「理解」場面では塾が威力を発揮します。

この問題は記憶するものでありません。「ダメだ! わからん!」という状況になってから、どれだけ頭を働かせるかの訓練を目的にしています。目的を間違えないように。

ここに書いた表現では、数学が一番わかりやすいでしょう。
しかし、同じ発想は、英語でも社会でも使えます。自分なりにアレンジして、他の科目の勉強方法も考え出してください。

 

大阪進学塾 公式サイト