復習しない原因|復習の仕方

今すぐにでもできることは、「復習を妨げているものを取り除くこと」です。

その後で「復習しようという気持ちになる方法」を考えましょう。

 

復習したくない最大の原因は、「ノートが汚い」ことです。

面倒だから「ノートをとっていない」人もいます。

塾の場合にはノートしていなかったら、
「書きなさい」と注意されるでしょう。

学校では、ノートしないでぼんやりしている人もいるようです。
また、眠っている人もいます。外を眺めている人もいます。
学校では、そこまで一人一人に目が届きません。届いてもいちいち注意していたのでは授業になりません。

「字が汚くて、何を書いてるのか 自分でもわからない」場合も、復習する気がなくなります。

このようなノートは、読むだけでもしんどいです。車で でこぼこ道を走るようなものです。誰だって、そんな走りにくい道より、ハイウェイを気分よく走りたいでしょう。

読みやすいノートは、ハイウェイです。美しい字を書く必要はありません。読みやすい文字を書いて下さい。

隙間がなく「びっしり詰めて書いているノート」があります。

行間が空いてないので、後で注意書きを 書き込めません。「まとまった空間が全くないノート」も困りものです。

新たなことを思いついても、書き込む余白がありません。ですから「新しい発見をしよう」という気持ちが働かなくなります。

ただ「読むだけ」「考えないで丸暗記するだけ」という面白くない勉強になります。
当然 成果は上がりません。
手を動かさないで、眺めるだけですから、すぐにノートの文字がにじんで見えてきます。いつしか夢の世界に入っている・・・です。

こんな面白くない復習なんて、したくないですよね。

お母様は、お子様のノートを時々見せて貰った方が良いです

言葉で「勉強しなさい」「復習しなさい」と言うより、100倍効果があります。

塾のノートをメインにして下さい

学校でも、塾でも真面目にノートを取っていると、学校のノートと塾のノートとの2冊になります。
学校のノートの中で自分が大切と思った部分は、塾のノートに書き写して下さい。自分の情報源は、一冊の方が便利です。勉強しやすいです。

塾の方が、学校のノートより、入試を意識した問題を扱っています。

塾のノートをメインにして下さい。

復習している中で、わからない箇所があれば、質問しなければなりません。
この時でも、塾の方がそのノートを持って行って、「ここがハッキリしない。教えて欲しい」と言いやすいでしょう。 (質問しやすい塾に通わないと、塾に行ってる意味はありません)

そうやって育てた自分だけのノートには、

「大切で いとおしい」という気持ちがわいてきます。
それがさらにノートを読み返す気持ちを高めます。

他にもたくさんの復習を妨げることがありますが、

最大の阻害原因は、「汚いノート」にあります

 

復習の仕方について書きます。

1,復習の手順を定型化しましょう

どのような手順で復習するか、
どのようなことを考えて復習するか、
「型にはめてしまいましょう。」
そうする方がラクなんです。

勉強する前に、何をするかを考えるのは、勉強しない人にとっては、かなり高いハードルなのです。
型にはめておけば、行動を起こすときに 何も考えなくて済むので、すんなりと復習に着手しやすいです。

復習しない人は「何をしたら良いかわからない」と言います。
復習の仕方を決めておけば、そういうことはなくなります。
慣れてくれば、何の抵抗もなく すっと動きます。

2,まずノートを読みましょう。

何も考えずにカバンからノートを取り出して開きます。
「さぁヤルぞ」なんてことは考えません。気持ちを込めずにただノートを出すだけです。

そして、読み始めます。
今日やったところを丁寧に読みます。たっぷり時間をかけて読んで下さい。ぼんやり読むのではありませんよ。

積極的に読むとき


・「なぜ、そうできるの?」

・「どこからそういう発想が出てきたの?」

・「原因は? その結果は?」


・「その論理構造は、どうなってるの?」

・「狙い・目的は何?」

・「その事柄の特質は何?」


・「要するに、どういうこと?」


・「たとえて言うなら、
どんなもん?」

・「似ているようなモノはない?」


・「似てるけど、ここが違う。
その違いは、どういう風に影響してくる?」

・「そういえば、先生、
こんなことを言ってたなぁ」

こういうことを、色々考えながら丁寧に読んでいきます。

「色々考えるのは大変だぁ!」という人には、絶対お薦めを一つ。

 「なぜ!」です。

いつも「なぜ?」と自分に問いかけながら読んで下さい。

ハッキリしないところは、自分の考えを何かの「紙に書いて」みます

考えが整理されます。

また、誰かに説明すると思って「自分の言葉で説明」してみます。
塾の先生のまねをして説明すると、結構説明しやすいです。

新たに自分が気づいたことは、
ノートに書き込んでおきましょう。

ネットで調べたり、質問して教えて貰ったことも書いておきましょう。質問したときの様子や、面白かったこともちょこっと書いておくと、後で見たとき、楽しいです。簡単なイラストを入れても良いですね。

後で書き込むために、最初にノートを取るとき思い切り空欄を取っていたのですから。
自分の言葉、自分のたとえ話、塾で聞いたたとえ話、何でも構いません。どんどん書き込みましょう。

書けば書くほど「自分だけのノート」になってきます。

書くときは、「一ヶ月後の、かなり忘れてしまった自分への手紙」のつもりで書くと解り易い書き方になります。軽い乗りで良いのです。自分のノートですからね。

次に、塾で使っている問題集から、

それらしき問題を探して、解いてみます。

問題集には、今日の日付を書いておいて下さい。5回目だったら、「ああ、あのときも そういえば、解いたよなぁ」と思い出します。ノートには、この分野の問題は、「何頁の何番」と書き込んでおきましょう。

全く復習していなかった人は、少しでもかまわないので、復習してはいかがですか。

1週間か2週間のうちに、塾の授業の中で「あっ! 知ってる」ということが起こってきます。
復習してない人は、忘れているので、「軽い優越感」があります。「優越感を持つことは良くないことだ」と思い込んでる人が、たまにいますが、全く悪くありませんよ。表彰台に上がるのと同じ感覚です。

小学生・中学1年生の間は、
母親が時々一緒に復習してやることも必要かもしれません。

これから復習するようになるための「呼び水」です。

ただ、母親も忙しいです。毎日べったりくっついてるわけにはいきません。しかも、「母親がついていなければ、復習一つできない」というのが、いつまでも続くようでは、困りものです。
せいぜい1年の半ばくらいまででしょうか。

友人は、選んで下さい。

ハッキリ言って、ゲームとマンガにしか興味を示さない友人なら、勉強の面では、完全にマイナスです。
その友人と数カ月つきあえば、間違いなく成績は がた落ちになります。ゲームとマンガにしか興味を持たなくなります。勉強時間はなくなります。勉強する気もなくなります。発想そのものがゲームと漫画的発想になります。

ゲームが「囲碁・将棋」ならお薦めですが、携帯ゲームでは思考力はマヒする一方です。

その友人が素晴らしい人間性を持っているのなら、その友人とつきあうのも良いでしょう。しかし、そのような人は、私の長い塾経験の中で、見たことも聞いたこともありません。

もっとレベルの高い集団に お子様を入れさせた方が良いです。

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