小学校受験や中学受験、高校受験に至るまで、「子どもが勉強しない」って悩んでいる母親は多いのではないのでしょうか?

「なんだか、子どものやる気が感じられないのよね~」
「うちの子、ゲームばかりしているけど……」
「とにかく宿題を嫌がって困っちゃう」
「ちゃんと小学校の勉強についていけるのかしら?」
「時間もお金もかけて幼児教室や塾に通っているのに、いまいち伸びてないみたい……」

それってうちのこと! なんてドキッとされる方、多いのではないでしょうか……?
では、“ガミガミ言わなくても勉強する子にするにはどうすればいいのでしょうか。

2, 子どもの勉強嫌いを直すには『家庭の仕掛け』が重要

まず家庭の仕掛けを戦略的に行うことがポイントです。

親が「子どもがやる気」になる仕掛けを戦略的に家庭に作り、戦略的にほったらかす方法を手に入れると、子どものやる気がグングン引き出され、勉強好きな子どもに変身します。

例えば「“読書好き”にするための、戦略的な家庭の仕掛け」の1つとして「いつも“フレッシュな本”を目につくところに置いておくこと」が挙げられます。
本棚に置いてはいけません。背表紙だけしか見えなかったら、子供は全く興味を示しません。その前に、気がつかないでしょう。
テーブルの上に雑然と置いてあるぐらいでいいのです。

本を読まない子どもに「本を読みなさい!」なんていっても、なかなか読むようにはならないです。
ここでの仕掛けは「興味がありそうかな?」に加えて「読んでほしいな~」と思う本などと混ぜて10冊程度図書館で借り、子どもの目に見えるところに置いておくことです。手に取りやすいところにおいておきます。

それらを置きっ放しにせず1〜2週間に1回程度、それらの本を更新しておくことも仕掛けの1つ。
子どもにとっては「いつも目新しい本が目に届くところにある」ことにあり、そうなるとついつい手に取って読みたくなるというのが狙いです。変化がないと子供は無視します。

魚だって、目の前に餌らしきものがあって、それがチラチラと動いていたら、食いついてきます。それと同じようなものです。食いつきそうな餌〈=本〉を選ぶのがコツですね。

これを地道に繰り返していくことで、子どもがいつの間にか本をよく読むようになるんです!

3,「親のアプローチ」次第で、子どもが変わる

アドラー心理学”でも提唱されているように、“人を変えたいと思ったら、まず自分が変わる”ことが重要です。

カードゲームがオススメです。
カードゲームを通して子供は、「親の思考とアプローチ」を徹底的に教えてもらえます。

「子どもがゲームやYouTubeを見てくれていたら、親である自分たちの時間ができていいわ~」なんて思っていませんか。

そのあたりの意識を、親の方が変える必要があります。

子供がゲームやYouTube見る癖がついてきたら、一緒にカードゲームをすることをオススメします。
小さい頃は、簡単なUNOやトランプでいいでしょう。ある程度の年齢になると、囲碁、将棋なども喜びます。一年もしないうちに、親が負け始めるかも知れません。

囲碁や将棋は、大人もいる「囲碁、将棋の会」などに入れるのもいいですね。キチンと教えてもらえれば、みるみるうちに強くなります。囲碁・将棋の強い子は、頭が良いです。これは私が長年塾で教えてきた経験上からも、そう断言できます。

特にお金を出して碁会所に通ってる子は、素晴らしいです。

これらには「頭を使って考える」要素がたくさん含まれています。親と一緒に「楽しく」行うことで、「頭を使って考える」ことが楽しい!と思わせることができます。

 

4,「褒めるノート」があれば、「勉強」を通じた親子関係が良好に

「褒めるノート」は、幼稚園児から小学校4年生ぐらいに適しています。

わが子を勉強好きにする最大の秘訣は、親が子どもの学習に関心をもつことです。
もちろん、褒めるために関心を持つのです。
注意したり、小言を言うために関心を持つのではありません。親がガミガミ言うのが理由で子どもが勉強が嫌いになる、なんて本末転倒ですよね。

毎日ちょっとだけ親子一緒に勉強をし、ニコニコしながら褒めましょう。「褒めるところなんか全然ない」と思うのは、100%親の怠慢。もっとよく観察すれば、いくらでも褒めるところがあります。

「褒めたら増長する」なんて思う人もいるようですが、愚の骨頂です。褒めればやる気がグングン出てきます。育ちます。これは大人でも同じですよね。

それを、口だけでなく、目に見える文字にしてやるのです。イラストや絵が描けるのなら、最高です。

子どもがやりたいと思うものなら何でもいいので、「ノート」に好きなように書いて、それを親が褒める(例として“すごいね!天才だ~”)というサイクルを繰り返すことで、子どもは「勉強するって楽しい」という感覚を身に付けるようになります。

子どもと一緒に「今日の褒めるノートのテーマ、何にしようか~」なんて話して決めて、絵でも作文でも、何でもやりたいものを一緒に取り組んでみましょう。こうすると「ノートに文字を書く」ことへの抵抗が減ってきます。まとめる力も格段に身に付いてきてこれまで一緒に机に向かうことで生じていた「ぎすぎすした雰囲気」がなくなって親子関係が良好になります。
年齢が上がれば、テーマを年齢にあったものに変えればいいだけのこと。
小学6年生ぐらいなら「論理問題」「論理クイズ」の本から適当に問題を抜き出して、一緒に考えてもいいでしょう。その中で親が感じたことを、ノートに書いてやると喜びます。

母親が、算数の応用問題を前にして、「あんた、こんな問題も解けないの!」とガミガミ言うより、ずっと地頭が良くなります。

5,たまには父親も参加してはいかがでしょうか。

酒をかっ食らって、寝そべって野球中継を見てるより、よほど子供から信頼を得られます。子供の目から見たら、どちらの父親が尊敬できるかすぐにわかると思います。

母親が変われば、ガミガミ言わなくても勉強する、一生モノの「学び体質」の子どもに育てることができます。

最後に一言。
「親だって忙しいのだ」
という言い訳は、やめておきましょうね。

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