せっかく勉強するのなら、楽しく勉強しようよ

せっかく勉強するのなら、楽しく勉強しようよ

1,「努力なんて、しんどいだけ」って、本当?

本当に「勉強は嫌なもの」なのでしょうか。

「努力なんてしんどいだけ」なのでしょうか。

もしかすると

「勉強 = 面白くない」「努力 = 苦しい」と

思い込まされているのでは?

 

(1)勉強を嫌いと思い込んでる人もいるし、楽しくやってる人もいる。

私も長い間 塾で指導していますが、それなりの成績を取っている人は「勉強って嫌じゃないよ」「調べるのは好き」とか「解き方を思いついたとき、本当にそれで解けるのかやってみたくなる」など言って、色々と楽しんでいます。

確かに、この人達がやってる勉強は、定期テストに焦点を合わせた勉強ではありません。そのため「得点力が弱い」という面は、あります。。しかし楽しんでいます

反対に「勉強が嫌い」という人は、勉強する時も「おしゃべりしながら勉強らしいこと」をしています。
「しんどい状態にできるだけ入りたくない」というのが本音のようです、
もちろん自分から考えようなんてしません。
注意されたらその時だけは やったふりをするのです。

(2)どうしてこんなに差がついたのでしょうか。

(1)なぜ、嫌いと思うようになったのか

勉強が嫌いという人に聞いてみると、小学校ぐらいの時から、親にいつも「勉強しなさい!」とやかましく言われていたそうです。小学校の時はイヤイヤ従っていたと言っています。

なるほど目が合えば、上から目線で「勉強しろ!」と言われ続けたら、うんざりしますよね。

勉強しろとギャンギャン言う裏には、実は親自身が「勉強は嫌なものだ」という考えがあるのでしょう。

子供はそれを敏感に感じます。
毎日毎日そういう無意識のメッセージを刷り込まれれば、子供は「勉強はしんどいものだ。嫌いだ」と思い込むのも、当然のことです

(2)親の立場からすると。。。親の言い分

もっとも、親の立場からすれば「黙ってたら絶対に勉強しない。 手遅れになってしまう。 甘いことばかりは言っていられない」ということです。
これまた当然のことです

しかし こう言ってる親の方にも 問題のある場合が多いです
例えば、子供に勉強しろと圧力をかけておいて、子供が勉強している間、自分はゲームを楽しんでいる、

(3)子供の気持ちは?

子供はどう思うでしょうか。親は親なりに、「正当な理屈」を考えているでしょう。
しかし子供はそんな「大人の理屈」なんて分かりません。ただただ ムカつくだけです

母親がこたつでポテトチップを食べながらテレビを見ている。
子供には「あんた、宿題が残っているやろ。早くやんなさい」と強制する。

どうでしょうか? 子供はどんな気持ちになるでしょうか?

 

会社でも似たようなことはたくさんありますね。
でも会社では「大人の理屈」としてそれが通っています。大人の集団ですから。

それでも、上司に言われた部下は内心反発心が湧いてきます。

このあたりは子供も大人も同じじゃないかと思います。

要するに感情の問題であって理屈の問題ではないのです

 

2,ところで、あなたが中学生なら強制された時、どうすればいいでしょうか

「勉強しなさい!」「宿題はやったの」という言葉はスッ流しましょう。無視しましょう。
「言われたから渋々机に向かう」なんてことは、しなくて構いません。

自分の計画を、着実に実行するだけです。

ギャーギャー言う親は、子供を見たら脊髄反射的にその言葉を吐き出しています。そんな言葉に自分の計画を乱される必要はありません。

 

ただ無視するという態度をとるには「大前提」があります。

大前提


「自分の明確な計画を持ち」

「それを着実に実行している」

という事実があることです。

やろうと「思っていた」なんて言ってるようでは、「勉強しろ!」と耳元で怒鳴られても仕方がありません。

行動さえしていないのに、偉そうな態度をとるなんて、サル以下です。

「自分で管理するから口を出さないでくれ」を

「行動という事実」で示せばいいのです。

今、成果が出ているかどうかは、全く関係ありません。

実行していれば、必ず成果は出てきます

3,でもその行動に移せないんだけど

(1)あなたの友達を見回してください。

それなりの成績を取っていて、勉強する時マイナス言葉を吐かない人はいませんか。
結構楽しそうに勉強している人はいませんか。

その人と定期テストの点数を

競争してみましょう。

ガチで本気で行くより「軽いノリのゲーム感覚」でやりましょう。

5科目の点数だけでなく、各科目での勝負をするのも面白いです

 

(2)二人でやり始めてもいいですよ。4人ぐらいまで仲間を増やすと面白いです。

「トータルでは3位だったけど、数学だけはずっと1位キープ」など色々なパターンが出てきます。
ゲーム感覚になります。
ある部分は情報交換し、ある部分は情報を隠しながらやるのも、楽しいです。

例えば、「英語1位を狙ってるけど、他に誰か英語を狙ってる人がいるかも・・・」などと推測しながら作戦を立ててみるのもいいですね

5科目で300点ぐらいとれるのなら、十分に遊べます。
同レベルか、少し成績のいい人とか、ある科目だけは随分点数のいい人など、色々な仲間がいると楽しいです。

これは定期テスト・実力テストだけでなく、五木模試でも使えます。
五木では問題の質が違うので、今までの四人の順位とはまた違ったものになるはずです。

 

せっかく勉強するのなら、

ゲームに変えてしまいましょう。

ハチマキして頑張るのもいいけれども、私は楽しむ工夫をする方が ずっと面白いと思います。

工夫すればいくらでも楽しめます。