学年10番のあいつと、150番の俺とは、どこが違う?

最大の違いは、「記憶力」です。

たとえば、英語の時間に、1月から12月までを習ったとしましょう。
成績の良い人は、数回の練習で覚えてしまいます。書けるようにもなります。
しかし、学年で150番ぐらいの人なら、10回ぐらい自己チェック試験をくり返さないと覚えられません。

数学で典型的な解法を教えてもらったとします。
学年で10番の人なら、「なるほど!」と言って、その場で完全に再生できるでしょう。
150番なら、それはできません。その後に数回解説を受ける必要があります。
たしかに、150番の人でも「一応」理解はできます。しかし、記憶まではできません。

これは生来の才能の面がかなり大きいと思います。
誰でも能力に差はありますからね。「人間は、すべて平等であらねばならない」なんて思ってないでしょうね。
実際問題、能力なんて人それぞれです。
記憶力が悪くても、別の面で素晴らしい才能を持ってる人はごまんといます。

記憶力の悪い俺は、勉強をあきらめるしかないの?

諦める前に、その問題に対する取り組み方を考えてみた方がいいです。取り組む姿勢です。

たとえば、数学の解説を受けるときで考えてみましょう。

成績「10番」君はこうです。
・解説を聞きながら、次に話がどう進むのか予測しています。
・「なるほど!」と心の底のから納得できるまで よく質問します。
・「あの問題と似た解き方だなぁ」なんて思いながら解説を聞いています。
要するに、積極的に聞いているわけです。

ところが、「150番」君は、お経を聞く感じで説明を受けています。
解説がBGMになっています。当然「質問しよう」なんて気持ちもありません。あるのは、心のどこかに「難しそう。たぶん聞いてもわからないだろう」ということです。

問題に取り組む積極性は、理解の深さ、記憶の強さと正確さに大きな差をもたらします。

「記憶力」という才能がないのなら、「努力」という才能で勝負すればいい

「10番」君が、1回で覚えられることでも、「150番」君は、5回練習が必要かもしれません。でもそれならそれで、5回やればいいではありませんか。5倍の努力すれば追いつくなら、5倍すればすむ話です。

「そんなに努力したくない」というのなら、その分野で競争しないければいいのです。サッサとその場を離れましょう。
他に進む道を探せばいいだけの話です。道なんていくらでもあります。苦手なところで勝負しなければいいのです。
勉強じゃない他の何かで勝負すればいいだけです。早く自分の才能に気がつくことが大切です。

しかし、実際問題として、中学レベルや中学範囲の事柄なら、150番の人でも10番に追いつき追い抜くことは簡単です。数ヶ月も努力すればすぐに追いつけます。
「そんなの無理や!」なんて、やりもしないで決めつけるのは、やめましょうね。

「努力と積み重ね」は、思った以上に早く効果を見せてくれます。
その喜び・実感が欲しいなら、狭い範囲を数ヶ月間「猛烈に勉強してみる」といいでしょう。
数学でいうなら、一年生なら「方程式の応用」、2年生なら「一次関数」、3年生なら「2次関数」とか「相似」あたりでしょうか。試してみれば十分に納得できます。

やってみればすぐにわかりますが、記憶力は「慣れ」です。
数ヶ月後には、随分と記憶力がついた自分に驚くと思います。
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