さて今日は、「学力を上げるために 必要な2つのこと」という話をしていきます。
いつも通り、先に結論を伝えてしまいます。
学力を上げるために必要な2つのこと
★ 頭を働かすこと
★ 手を動かすこと
この2つは欠かせません。
ところが実際には、「努力してる割には、成績が上がらない」人がいます。
新しく入ってきた塾生にも、そういう人がいます。
「います」と言うより、「相当多い」といったほうが正確です。
よく観察すると、ほぼ同じ様な勉強の仕方(取り組み方)をしています。
真面目なんです。本当にくそ真面目!
「穴を掘れ!」と言われたら、「はい!」といって、ただひたすら穴を掘っているようなものです。
「前へ進め!」と言われたら、前に川があっても前に進むような勉強姿勢です。
「そんな奴はおらんやろ」と思うかも知れませんね。
でも、勉強への取り組み方では、たくさんいます。
まぁ、勉強では、前に進んでもおぼれ死んだりはしませんからね。
それに、「勉強の取り組み方」なんてものは、穴とか川とか崖とか壁とかのように見えるものではありません。
ですから、なかなか気がつかないのです。
さてさて、前置きが長くなりましたが、「成績を伸ばすための不変のルール」は、上に書いた2つのことです。
昔から、多くの人が経験の中から見つけてきたルールです
完璧すぎるほど「実証済み」です。
例えば、
「塾でも学校でも、先生が黒板に書いたことを 真面目にノートに写しています。でも、成績が上がりません」という相談を受けます。
たしかに、手は使っています。
しかし、頭を働かせていますか?
「なるほどね」と納得しながら写していますか?
もしあなたがそうでないなら、ノートを写しているのは、スマホで写真撮るのと同じです。
「でも、考えながら写してたら、追いつかない」というかも知れません。
たしかにそういうスピーディな授業もあるでしょう。また、頭の回転が速い人は、「次々と疑問点が生じてきて、その疑問に引きずられて、ついていけなくなる」ということもあるでしょう。
そういう場合には、とりあえず写すだけでもかまいません。横に小さく疑問点をメモしておきましょう。
大切なのは、家に帰ってからです。
丁寧に、ノートを見直してしっかり「頭を働かせて」下さい。
なお、ノートをとっただけで、「勉強したつもりになってる」人が多いです。
そういう人は早く自分で気がつかないと、何時までも「真面目に勉強して、全然成績が上がらない」という悲惨なことになります。
「頭の働かせ方がわからない」?
結論だけ伝えます。
あたまの使い方
★「なぜ?」と考えながら読みましょう。
★「要するにどういうこと?」を、意識しましょう。
というわけで、まとめます。
成績を本当に上げたいなら、
★頭を働かす
★手を動かす
この「両方」が必要です。